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2021年8月 7日 (土)

こしゃくな語釈

「こしゃく」と「しゃく」では、どちらがよりしゃくに感じるか。

「こなまいき」と「なまいき」ではどうか。「こうるさい」と「うるさい」では、どちらがよりうるさいか。

 一般的に、こ(小)をつけた方がより程度は少ない。しかし、実感としてはそうでもない。

 こうるさいは、騒がしいというより、まとわりついてよりイヤな気分になるように感じる。「小憎らしい」は「憎らしい」よりももっと憎らしく感じる。「こ」は強調の「こ」でもある。

「こざっぱり」と「さっぱり」では程度ではない。「こざっぱり」の方が清潔さを感じさせる。「こぎれい」もそれに似ている。

 国語辞典ではそのあたりを表現できていない。

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「こ」とはちがうが、「ちょっとしたものだ」と言う場合、かなりとか、たいしたものだという意味になる。それと似ている。

 では、「こじゃれた」はどうか。「しゃれた」との違いは。

 小洒落た店とは、しゃれてはいるが、どことなく薄っぺらいというか安普請の店といった印象を受ける。洒落の程度は低い。

 漢字だと洒落と書くが、こじゃれたは小戯れたがなまったものだとの説がある。それが正しいかどうかわからないけど、小洒落にはどこかバカにしたような印象を受けることはたしかだ。小娘、小役人と同様である。

 だめ押し。

 アナタ(男性)に問う。「小粋な女」と「粋な女」、どっちが好き。

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