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2021年9月14日 (火)

フラグは伏線

 ちょっとまえ、回収について書いた。ゴミの回収とかアンケートの回収といった以外に、哲学の論文では仮説の論証といった意味に、あるいは脚本の分野では、あとにつながる証拠をそれとなく示しておく「伏線の回収」といった表現で用いられていることを述べた。

 辞書には載っていない新しい用法とおもっていたら、手元の国語辞典「新明解国語辞典 第八版」にはちゃんと載っていた。うかつだった。

 伏線の語釈にこうある。

 あとの話(へ)の展開に備えて、前もってそれとなく書い(言っ)ておく事柄。伏線を敷く(張る・回収する〔=伏線の展開をなぞる〕)→フラグ

 伏線の展開をなぞる、というのはよくわからないけど、回収するとしっかり書かれている。さらに矢印は「フラグ」を参照せよとのこと。

 フラグ? 旗? プログラミングの用語のこと?

 で、フラグの項を引いてみる。一部分を割愛。

〔俗に〕コンピューターゲーム・物語・ドラマなどで、後に生じる事態のきっかけとなる出来事。伏線。死亡フラグが立つ〔=死ぬことを暗示する出来事が生じる〕/伏線を回収する〔予想された出来事を結果として提示する〕

俗に、とあるのは、一般的な表現ではないということ。 フラグは目印ぐらいのことと思っていたのだが、伏線の意味で用いられている。*コンピュタ用語では次の展開につなげるしるし(条件)ぐらいの意味。

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「モンタナの目撃者」の後半で、アンジェリーナ・ジョリーが少年とともに暗殺者から逃れるシーンが続く。少年はたくましい。これには伏線があって、サバイバルスクールに通うといったセリフがある。たったこれだけだが、暗殺者から殺されることなく逃げ回る少年はタフだという伏線になっている。

 推理小説などで明確な証拠となるものをあらかじめ提示しておくのではなく、軽くうっすらと暗示させるようなものが伏線となる。あからさまではいけない。

 別のところで見つけたのだが、大雨のさなか「川を見てくる」というセリフ。これは川に落ちて死んでしまうことの伏線になると書いてあった。ま、テレビや新聞報道でよく出てくる表現だけれど、それをもって伏線といえるのかなぁという気もする。安っぽいシナリオなら使うだろうな。

ついでのひとこと

藤井聡太三冠が誕生した。快挙である。なんども書くが、わたしは藤井聡太クンの中学・高校の先輩である。だからオレは将棋が強い(実は強くない)と酒を飲みながら自慢したいのだが、その飲み会がなくて残念でならない。

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