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2021年10月24日 (日)

白酒・一之輔 毒吐き二人会

 鶴川のポプリホールでの落語会に行ってきた。今回は桃月庵白酒春風亭一之輔の二人会。毒吐きというタイトルがついている。一年に一回、この時期に開かれている。

 当初、観客を半分に減らして開催する予定であったが、新規感染者が激減したので、全席に戻した。

 事前に、主催者側からその旨の連絡があり、予約した席をずらすので了解してほしいとのことであった。問題ない。妻と二人で出かけた。追加チケットを販売して、それも完売となったようだ。満席となった。人気の二人だからね、

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 開口一番は桃月庵こはく。二つ目。前座時代の名は桃月庵はまぐり。顔の形がはまぐりに似ていたからかどうかは知らない。

 今回の演目

 こはく   牛ほめ

 白酒    花色木綿

 一之輔   百川

 一之輔   短命

 白酒    笠碁 

花色木綿(出来心ともいう)は久しぶりに聴いた。泥棒の噺であるが、盗まれた側があれもこれも盗まれたとウソを言うストーリーである。

 一之輔の「百川」は二、三回聴いている。今回はオチを変えていた。

 百兵衛さんのなまりのあることば「主人家の抱え人」を魚河岸の連中が「四神剣の掛け合い人」と聞き違える噺である。オチは、百兵衛さんが「かもじ」と「かめもじ」、一字間違えただけじゃないかと居直るところで終わるんだが、このあと、隣町の、ほんとうの四神剣の掛け合い人がやってくるところを付け加えた。

 従来のオチではあまりおもしろくないと一之輔は考えたのだろう。従来のオチ、かめもじで拍手が起きなかったのは良かった。

 ところで、一之輔は池袋から鶴川までやってきたのだが、山手線の運休のため遠回りした、なんで今週なのか、来週にすればよいのにとマクラで文句を言っていた。

 来週ならハロウィーンと総選挙の投票日と重なる。渋谷での混乱を避けるなら来週の方がよい。運休なら都心に出かけず投票に行く人が増えるはず。JR、ちょっとは考えろよというお話。

 たしかにそうだ。渋谷のハロウィーンでクラスター発生したとなると責任の一端はJRになるかもしれないからね。

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