ワクチンとマスクの年
クリスマスイルミネーションの季節になった。
今年もあとわずか。不自由な暮らしを強いられた。振り返ってみれば、ワクチンとマスクの一年だった。東京オリンピック・パラリンピックがあったけれど、記憶は薄い。印象に残っているのはオランダの陸上選手ハッサンの走りぐらいで、あとはみんな消えていった。わずかに思い出したのは、名古屋の河村市長のメダルかみつき騒動ぐらいだ。河村さんのうつろな目をしっかり覚えている。笑ってすませるようなことがそうでもなくなっているのが今の世相だ。
あと何年かたつと、2021年になぜオリンピックをやったのよと疑いをいだくかもしれない。TOKYO2020だったのに。
息苦しい反面、楽しませてもらったのは、大谷翔平と藤井聡太の活躍である。痛快この上なかった。
表舞台の華やかさの裏に、それを支える普段の厳しいトレーニングがあることを感じる。そうでなければあれほどの活躍はできない。たぐいまれなる才能もあるが、それだけでは一流選手にはなれない。
大谷選手はきつい筋トレによって腕力脚力を鍛えている。スタミナも頭脳も。藤井棋士はAIとの訓練で頭脳を鍛えている。思考の体力も。それがわかる。
ピークはある。それがいつになるかわからない。そこを見越してトレーニングに励んでいる。
来年も活躍してもらいたい。藤井四冠は年始早々王将位に挑む。勝てば五冠。
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