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2021年11月 9日 (火)

「リスペクト」

 しんゆり映画祭はぶじ終わった。ほっとしている。記録の残務整理などが残ってはいるが、ゆっくりやればよい。

 イオンシネマで「リスペクト」を観てきた。

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 アレサ・フランクリンの生涯を描いた音楽映画である。60年代から70年代、つややかでのびやかな歌声がラジオから流れていた。ソウルの女王と言われた。

 アレサ役を演じるのはジェニファー・ハドソン。「ドリームガールズ」でおなじみの歌手でもある。

 この手の音楽映画では華やかな舞台の反面、荒れた私生活というか苦境が描かれるのが常套となっている。この映画も、牧師である父親や夫の威圧的態度に苦しむ姿が描かれる。華やかな一方でパターナリズムに支配される。一方的に父親や夫が悪いわけではない。アレサは父とともに公民権運動にも参加する。キング牧師も登場する。そういう時代に彼女は歌っていたのだ。

 といったことはあるのもの、音楽映画である。大音響の映画館でソウルやゴスペルを楽しめばよい。目を閉じ、からだで音の響きを味わう映画である。ぜひ、大きな映画館でご覧くだされ。

 オーティス・レディングの名前も飛び出す。なつかしい名前だ。「リスペクト」はオーティスの曲をアレサがカバーしたものだとこの映画で知った。

 ついでに言えば、アレサはオバマ大統領の就任式で歌っている。

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