「リスペクト」
しんゆり映画祭はぶじ終わった。ほっとしている。記録の残務整理などが残ってはいるが、ゆっくりやればよい。
イオンシネマで「リスペクト」を観てきた。
アレサ・フランクリンの生涯を描いた音楽映画である。60年代から70年代、つややかでのびやかな歌声がラジオから流れていた。ソウルの女王と言われた。
アレサ役を演じるのはジェニファー・ハドソン。「ドリームガールズ」でおなじみの歌手でもある。
この手の音楽映画では華やかな舞台の反面、荒れた私生活というか苦境が描かれるのが常套となっている。この映画も、牧師である父親や夫の威圧的態度に苦しむ姿が描かれる。華やかな一方でパターナリズムに支配される。一方的に父親や夫が悪いわけではない。アレサは父とともに公民権運動にも参加する。キング牧師も登場する。そういう時代に彼女は歌っていたのだ。
といったことはあるのもの、音楽映画である。大音響の映画館でソウルやゴスペルを楽しめばよい。目を閉じ、からだで音の響きを味わう映画である。ぜひ、大きな映画館でご覧くだされ。
オーティス・レディングの名前も飛び出す。なつかしい名前だ。「リスペクト」はオーティスの曲をアレサがカバーしたものだとこの映画で知った。
ついでに言えば、アレサはオバマ大統領の就任式で歌っている。
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