牛乳は日持ちしません
年末年始にかけて、生乳が余って廃棄されるおそれがあるという。
もう一杯牛乳を飲もうというキャンペーンを始めたが、いかにもドロナワ的である。クリスマスが終われば生クリームの消費は激減する(写真はきのうの洋菓子店。ケーキを買う客でにぎわっていた)。学校給食も休む。この時期は生乳が余るのはいつものことで、今年だけが例外ではない。日持ちするよう、生乳はバター、脱脂粉乳、全脂粉乳、あるいはチーズなどに加工される。ことしはそれでも余ってしまう。粉にする工場が減ったことも大きい。余った生乳の行き場がなくなってしまう。
出産しないと牛は乳を出さない。当たり前のことだがこれを知らない人が多い。ニワトリは受精しなくても卵を産むが、牛はそういうわけにはいかない。
逆に、生乳が足りなくなるのは秋口である。牛は夏場は出す乳が減る。夏休み中は学校給食がないのでなんとか需要をまかなえるが、学校が始まると供給できなくなる。むかしは加工乳(生乳にバター、脱脂乳を加える)でしのいできたこともあったが、今はそういうこともない。
で、年末年始、ほんとうに捨ててしまうことになるのか。わからない。
消費拡大といっても、せいぜい仕事納め仕事始めは牛乳で乾杯するぐらいか。牛乳なら酒気帯び運転なんてことはない。
生クリームを使ったデザートを食べるのもよい。植物性脂肪をつかわない生クリームの洋菓子は美味い。植物性は値段は安いけどはっきり言ってまずい。年末年始ぐらいはちょっと高いが、生クリームをつかった洋菓子をお薦めしたい。
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