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2021年12月 8日 (水)

 円丈逝く

 三遊亭円丈が亡くなった。円生門下で今年二人目の大物噺家の死去である。川柳川柳は大物ではないという人もいるだろうが、寄席の爆笑王であったことはまちがいない。円丈は新作王であった。

 円生は新作を嫌った。新作で受ける川柳を破門同然の扱いをした。一方、円丈は円生が亡くなってから新作噺家となった。師匠の重しがなくなると、化けるというか新天地を切り開くという例はいくつもある。柳亭市馬(落語協会会長)は柳家小さんが亡くなると、ちょっと弾けるような芸風となった。

 円丈を最後に聴いたのは昨年の1月の生田寄席である。物覚えがわるくなり、新作がつくれない、得意の演目を忘れてしまうといった症状が露わになった。ちゃんとできるのかと気をもんでいたのだが、書見台に台本を置いたスタイルで演じた。読み語りである。それでも笑わせるところのツボは心得ていて、愉快な高座になった。「悲しみは埼玉を越えて」と、もうひとつは何だっけ。

円丈独演会 「悲しみは埼玉に・・・」: 放心流 (cocolog-nifty.com)

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「シンデレラ伝説」を演じたのを忘れていた。わたしも記憶があやしくなった。弟子の白鳥の新作落語である。

 80歳までは高座にあがれるんじゃないかと思っていたがそうはならなかった。76歳。数年でわたしもその年齢に追いつく。

川柳さんは80過ぎても元気で、歌を忘れることもなかった。膝が悪くて、ガーコンができないと、ガーコンの仕草(足踏みの脱穀機を動かす)をパスしたことがあったが・・・。

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