ナラ枯れ
麻生区(川崎市)にナラ枯れが広がっていることを以前書いた。
目視できるものだけでも700本以上被害にあっているという。この数がどのていど多いのかはわからないけれど、川崎市の他の区にくらべて圧倒的に多い。緑が多いからね。
ナラ枯れはカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によってナラの木が枯渇してしまう現象である。対策は、殺虫剤を幹に注入するとか、幹に粘着剤を塗って虫の侵出入を防ぐ程度であって、抜本的な防止策はない。感染した木をぜんぶ伐採してしまうという手もある。
一方で、放っておけばよいとの見解もある。すべてのナラがやられるわけではない。虫がつかないナラの木もある。そのメカニズムはわからないけど。一定以上には広がらない、いずれ流行は去って治まるだろうというのがその趣旨である。虫だってすべてを食い尽くせば自ら飢えて死滅してしまう。それがわかっている。
ふーん。言ってみれば、ウィズ・ナラ菌ね。倒木の危険があるものだけ伐採する。それ以外は放っておく。しばらくすれば、耐性のある木だけ生き延びる。あとはキクイムシがいなくなるのを待つ。
どのくらい先になるかわからない。新型コロナウイルスの変異株もいずれは淘汰される。しばらくはガマンである。
ついでのひとこと
最近、不要不急ということばを聞かない。なぜか。そこそこ感染も治まっているからか。
オミクロン株の感染が広がっている。よく目にする。それと逆比例して、オミさんの露出度が減っている。
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