サソリを食べる
鞄のストラップがわりにサソリのキーホルダーをぶら下げている。
それを見つけた人は「あっ、サソリだ!」と驚く。ホンモノですかと問う人もいる。
「たぶんホンモノだと思います。むかし中国で買ったもので・・・、中国にサソリはざらにいますから」と、ちょっと得意げに答えることにしている。
ざらにいるかどうか知らないけれど、そこそこには生息している。それを捕まえてきてアクリルに封じ込めたものある。いくらで買ったか忘れたが、高いものではない。中国ではありふれたものだが、日本では珍しい。
北京の繁華街、王府井(ワンフージン)の路地をちょいと入るとアメ横のような雑然とした場所がある。食い物屋が並んでいる。串焼き屋ではゲテモノの串焼きを売っている。セミとかサナギ(蚕)などと並んでサソリの串焼きも売っている。小さいサソリが生きたままガラス容器入れられている。
恐る恐る食べたことがある。毒は大丈夫かと思いながら口に入れる。食えないことはないが、さして美味いものではない。
食い物だから毒はない。毒針が切り取ってあるのか毒のないサソリなのかはわからない。こういうものを昔から食べてきたのだろう。
日本でも、むかしはイナゴを食べた。ハチの幼虫は今でも食べる。これは美味い。岐阜や長野ではハチの子の瓶詰や佃煮を名物として売っている。スズメバチの成虫も食べる。焼酎漬けも美味い。
ということで、北京に行ったら(今は新型コロナでムリだが)、ぜひ、サソリを食べてほしい。みやげ話にもなる。
サソリのキーホルダーを見つけたら、これも買いだ。おみやげにすれば喜ばれる。
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