生田寄席 古今亭寿輔のおとぼけ芸
新春、初めての落語は古今亭寿輔独演会である。
オミクロン株の急激な広がりでどうなるか、中止や延期もありうると心配していたのだが、やることになった。恐る恐るということだろう。こちらもしっかり感染対策をしなければならない。笑いも抑えぎみに。
寿輔は生田寄席には何回も登場している。ベテランである。植田まさしのマンガに出てくるチョビヒゲをはやした髪の薄いおっさんに似ている。衣装がすごい。ラメ入り、ド派手な着物は高座に登場するだけで笑いを誘う。常連は笑わないが。隣同士でこそこそ笑おうものなら、「お嬢さん、まだおもしろいことは言ってませんよ」とツッコミをいれる(こともある)。
さて、今回の演目であるが、初めて聴く噺もあり、わからない。終演後、ここでは珍しく演目を貼りだしてくれていた。
桂伸び太 秘伝書
古今亭寿輔 老人天国
古今亭寿輔 自殺狂
開口一番の伸び太はまもなく二つ目になる。親はミャンマー人だという。落語会では珍しい。元気よく、伸び伸びと演じた。ギャグはその名前から「ドラえもん」ネタが多い。
寿輔の二席は自作のもの(と思う)。「老人天国」は、シルバー川柳の世界である。年寄りの自虐ネタをいくつもつなげたものでストーリーはない。
たとえば、こんな感じ。ボケは東京では少ない。地方はぼんやりしている人が多いからボケやすい。とくに公務員に多い。痴呆公務員。
ばかばかしいネタを客席と会話するように演じるのが寿輔の芸風である。喜寿を越して、おとぼけ芸はまだまだ健在である。
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