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2022年1月17日 (月)

悪なき注意報?  「悪なき殺人」

 トンガ沖の海底火山の噴火で、津波もどきの海面上昇が起きた。噴火が気圧変化をもたらして海面を上昇させたらしい。

 夜中にスマホが警戒音を発した。ナニゴトかと飛び起きて速報を見ると、三浦半島などに津波注意報とある。なんだ、緊急地震警報じゃねえのか。うちは海岸から遠く離れている。しばらくしてまた鳴る。同じ情報。またしばらくして鳴る。いい加減にせい。ついにはスマホの電源を切った。

 翌朝、日本列島の太平洋岸すべてに警戒警報や注意報が出ている。日本全国でスマホが鳴ったと思ったら、神奈川県だけだという。誤送信だった。寝てるんじゃねえ、起きよとたたき起こされたのは神奈川だけ。丹沢の山奥でも鳴ったということか。迷惑メールというより意地悪メール。神奈川県では以前にもやりすぎの誤送信があった。黒岩、なにやっとるんじゃ! と叫びたいとことだが、温厚な私は、またかよとため息をつくだけ。眠い。

 山奥に津波注意報はいらない。山津波ならともかくとして。

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 アートセンターで「悪なき殺人」を観てきた。前評判がいい映画なのに観客は少ない。上映時刻が夕方のせいか。

 冒頭、アフリカの街を背中にヤギを背負った少年が映し出される。あとでそこがコートジボワールであることがわかる。一転して、フランスの人里離れた雪の片田舎のシーンになる。

 アリスはソーシャルワーカーとして働いている。夫はいるが、酪農を営む男・ジョゼフのところに通い、しばしばセックスをしている。夫はアリスへの関心をなくしており、いつもパソコンに向かっている。ある日、アリスは道路脇に乗り捨てられたような乗用車を見かける。車の主はエヴェリーヌという中年女性で、彼女が行方不明になっていることを知る。

 エヴェリーヌは夫がいるが、20歳も下の少女・マリオンと同性愛の関係にあった。エヴェリーヌはこの田舎にある別荘にやってきて行方がわからなくなったのだ。

 もうひとり、コートジボワールの黒人少年が登場する。出会い系サイトのような媒体をつかって少女になりすまして金儲けをしている。この相手がジョゼフだった。

 これらの人物がどう関わっているか、そしてどうなるのか、それぞれの立場で描かれる。このかかわり合いがみどころなのだが、偶然というか、そのあたりは都合よくつなぎ合わされている。ちょっと違和感を抱く。映画のチラシに「まるでパズルを解くように、散りばめられた伏線がすべて回収されていく仕掛けが施されている」とあるが、それは言い過ぎだろう。伏線というより偶然がかなり入り込んでいる。

 ネタバレになるから多くは言えないけれど、その伏線の回収ってやつにもう少し踏み込んでもらいたいと感じた。「悪なき殺人」というタイトルも変えた方がいい。

 と、悪口を付け加えてみたが、前半から後半にかけて、なかなかよくできた映画である。

 そうだ、冒頭のヤギはどうなったのか、わからない。見逃してしまったのだろうか。

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