「決戦は日曜日」
選挙には莫大な金がいる、ということだ。
当選するかしないでは天国と地獄ぐらいの違いがある。だからなんとしてでも当選をめざす。当然、運動資金も膨らむ。ときに裏金も飛び交う。
ボス的な存在の県会議員が二,三千万出さないと落ちるぞと暗に裏金を要求したとか、自民党本部から一億五千万円の資金が河井候補者に渡っていたとか、記憶に新しい。ま、そんなものだろうと半ば諦めが広がるが、一方で、何とかしなければならないとの薄い正義感も浮かんでくる。
イオンシネマで「決戦は日曜日」を観てきた。ロビーは人であふれていたけれど、ほとんどは「スパイダーマン」を観る人であって、「決戦は日曜日」はガラガラだった。
宮沢りえ主演というだけでこっちを選んだ。
地盤を引き継いだ新人女性候補者の選挙戦を描いたものだ。候補者役は宮沢りえ。秘書役が窪田正孝。
新人でしかも女性なら、しおらしい候補者を予想するが、これがまったく逆。はつらつとしている。空気を読まず、言いたいことは言う、やりたいように振る舞う。スタックも支援者もあきれるばかり。
選挙にまつわるよくあるエピソードが映し出される。ひとこと多い発言に、秘書や支持者たちは振り回されることになる。アルアルの世界。笑える。坂下監督はこういうコメディが得意というか好み。坂下監督作品に「ピンカートンに会いにいく」がある。アイドルグループの再結成をめぐるコメディである。あのテイストが「決戦は日曜日」でも流れている。
前半は軽妙でおもしろいが。後半はちょっと変調になる。
宮沢りえは、上から目線の振舞い。小池知事をうんと若くしたようなイメージである。アイドルのりえちゃんではない、りえママとかビッグボスといったオーラを醸し出している。でも、かわいい。
写真はチラシ。ピンバッジは入場の際もらったもの。ダルマのデザイン。もらったけど・・・、要らない。
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