無料ブログはココログ

«  小朝の落語 「入れ札」 | トップページ | そんな時代もあったねと »

2022年2月27日 (日)

「シラノ」

シラノ・ド・ベルジュラック」は何度も映画化されている。ミュージカルにもなっている。今回の「シラノ」はミュージカル版の映画化である。

 詩とか言葉に重きをおく原作だからミュージカル仕立てにするのに違和感はない。むしろミュージカルにふさわしい原作といえる。

Dsc_2532

 さらに今回の映画は現代に踏み込んでいる。ロクサーヌを恋慕うクリスチャンを演じるのは黒人俳優である。シラノ役は小人症(軟骨発達不全)のピーター・ディンクレイジである。従来の鼻の大きい醜男である「シラノ・ド・ベルジュラック」になじんだ人はとまどうかもしれないが、時代は多様な人たちを許容しているんだということに気づかされる。このあたりはいかにもハリウッド的(たてまえであっても)である。もっとも映画ではフリークスという表現も聞こえた。ソーセージという悪口もセリフにあった。

 ピーター・ディンクレイジは先だって観た「パーフェクト・ケア」にもロシア系のマフィアの頭領役で出ていた。異形であるだけに印象に残る。

 多様性、マイノリティーといったものに光を当てる映画が増えていることを実感する。

 それはともかくとしてこの映画は心地よい。歌うシーンは、ゆったり温泉に浸っているような気分になる。

«  小朝の落語 「入れ札」 | トップページ | そんな時代もあったねと »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

«  小朝の落語 「入れ札」 | トップページ | そんな時代もあったねと »