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2022年2月15日 (火)

白内障手術

白内障の手術を受けた。右目。きのう手術をして、きょう退院した。

 白内障手術なんて簡単といわれるが、そうでもない。手術前の診断に時間がかかった。こんなに丁寧にチェックするものかと驚いた。

 手術前、担当医との面談がある。手術の詳細を聴くわけだが、こちらから、多焦点のレンズにする人がいるが、あれはどうかと訊いてみた。

 あなたの場合、緑内障があるのでお勧めしませんと言われた。レンズの焦点を遠くにするか近くにするかの選択があるが、あなたの場合、眼球に奥行きがあるので、遠くが見えるレンズにしたほうがいいでょう。そう言われては選択の余地はない。遠くのほうにした。

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 手術三日前からは感染予防で一日4回、点眼しなければならない。術後も同様であり、点眼薬の本数が増える。 

 風呂はダメ。洗髪もダメ。目に水が入らないようにせよということだ。

 注意事項のひとつに禁酒がある。恐る恐るドクターに、酒はダメですかと訊いてみた。いや、晩酌程度ならかまわない、深酒して転んだりしないようにということですとの返事。ちょっと安心した。

 手術の前には散瞳薬の点眼がある。これも何回かにわけてやる。抗生物質の点滴をしたまま車椅子で手術室に向かう。大仰。とても白内障の手術をするとは思えない。

 手術はひとより時間がかかった。前立腺肥大の薬を服用しでいると、ちょっと時間が余計にかかると言われた。なぜかはわからない。そういうものらしい。

 ぶじ手術は終わった。おおきな眼帯をしたまま一夜を過ごした。翌日、術後のチェックがある。眼帯をはずした。まぶしい。まだ瞳孔は開いている。さぞやクリーンな視界がひろがっているに違いないと思っていたが、予想ははずれた。手術前とさほど変わっていない。

 問題ありませんとドクター。前立腺肥大の薬うんぬんが理由。ニ三日できれいに見えるようになりますとのことだ。待つしかない。

 感染防止の点眼薬は3本。うち2本は一日4回差す。これにいつもの緑内障の点眼薬が3本ある。テーブルは目薬の山となる。

 一本差すごとに、5分以上(あるいは10分)間隔をあけなくてはいけない。面倒だ。たぶん間違える。まちがいなく間違えるだろう。

 白内障手術は簡単ではない。

 左目は、やりたくねえなあ。

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