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2022年2月19日 (土)

「エッシャー通りの赤いポスト」

  三回目のワクチン接種(ファイザー製)を受けた。

 モデルナの三回目は半分の量になるが、ファイザーは前回と同じ量である。ただし、使用期限切れのもの。前回の基準だと接種期限は切れているが、大量に在庫があるため消費期限を問題なし(あるいはテキトーに)として延長した。ま、からだには影響ないと思うが。そのあたり病院からきちんと説明があった。

 打ったあと、テープで止血するが、看護師さんが打った跡がわからないと言う。私はあまり血が出ないタイプですからと答えると、「じゃあ、デキトーなところに貼っておきます」との反応。いい加減だけど、ま、いいか。

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 接種のあと、アートセンターに行って「エッシャー通りの赤いポスト」を観てきた。監督は園子温である。園監督はハリウッドで撮るようになったが、その前、2019年8月に撮影したものだ。園監督はその半年前に心筋梗塞で倒れているから、この「エッシャー通りの赤いポスト」が復帰作になる。

 新作の映画のオーディションに参加する人たちや監督以下のスタッフをコミカルに描いている。実際のオーディションに集う人から得たエピソードなどを織り交ぜ脚本を膨らませていったのだろうと想像できる。「愛のむきだし」のノリに似ている。ひとの映画だが、「カメラを止めるな!」に通じるところがある。

 主役はいない。幾人かを中心とした群像映画。みな、やたら叫ぶ。男の女もどなりまくる。のどがつぶれるんじゃないかと思うほど。そうした中で人物像を浮かびあがらせるだろうが、ま、それはどうでもよいか。

 彼らのエネルギーは大通りでの撮影シーンで爆発する。オーディションに落ちた人もエキストラに加わる。エキストラは目立ってはいけないけれど、目立ちたがり屋もいる。不満をぶつける者もいて、ドタバタの事態になる。計算しつくされた映像ではない。予期せぬことも起きる。それもあらかじめ織り込んでいるのか、ハプニングを喜んでいる監督が想像できる。

 ラストの渋谷での撮影は演出なのか予想外の事態なのか、わからない。(観ていない人にはさらにわからない)

 ついでのひとこと

 オーディションの申し込み手紙を赤いポストに投函するシーンがある。だから赤いポストなのだが、手紙に貼ってある切手は82円。今は84円。いつ頃、値上げしたのか、わからない。

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