「八起寄席」 手ぬぐい、もらった。
八起寄席(相模大野)ではチケットの半券10枚を貯めると手ぬぐいがもらえる。写真がそれ。幹事役4人(兼好、談修、鯉橋、文菊)の名がならぶ。
落語の手ぬぐいは何枚もたまっている。抽選会で当たったものが多い。タオルに比べ使い道は少ない。腰にぶら下げて炎天下で作業するときの汗拭きに使う、ってことはない。飾っておくほどのものでもない。これが人気噺家のものならオークションで高く売れるそうだが、それほどのものは持ってはいない。
八起寄席、今回の演者と演目。
三遊亭鳳月 天狗裁き
立川談修 長屋の花見
日向ひまわり 加藤孫六
入船亭扇遊 試し酒
日向ひまわりは女流講釈師。講談である。演目の「加藤孫六」は博労の孫六が馬術の技が認められて出世する話である。出世ものは講談の得意とするところである。
今回の演者は律儀でまじめな人が多い。談修は談志の弟子。談志は自由奔放だったが、その弟子にしてはきちんとした話をする。いつもながら丁寧で細部まで気を遣った話芸になっている。
トリの扇遊もそうだ。じっくり練り込んだ芸である。誠実さを感じる。師匠・扇橋さんゆずりであるが、違うのは酒。師匠は酒は嗜まなかった。扇遊さんは酒好き。演目もそれにあわせて「試し酒」。五升の酒を飲むという噺である。丁寧にきちんと飲み干した。
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