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2022年3月29日 (火)

「ナイトメア・アリー」

 アカデミー作品賞は「コーダ あいのうた」がとった。下馬評どおり。ハリウッドは社会的弱者には好意的だ。「ドライブ・マイ・カー」は国際長編映画賞だった。難解な映画だが、それを超えて評価されたということだろう。 

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ナイトメア・アリー」を観てきた。こちらは作品賞にノミネートされていたが、受賞は逃した。エンタテイメントとしてよくできた映画である。監督はギレルモ・デル・ロト。数年前、「シェイプ・オブ・ウォーター」を作っている。こちらはアカデミー作品賞をとっている。大人のファンタジーとして楽しめた。

 今回は、第二次大戦中のアメリカが舞台。といっても戦闘シーンは出てこない。兵隊も出てこない。

金のないスタン(フレドリー・クーパー)は食い詰めたあげく、見世物小屋に飛び込む。表は華やかだが裏は怪しげである。見世物には獣人がいる。酒と麻薬で調教された男で、生きた鶏を食わせる。それを観客に見せる。スタンは読心術師から技(マジック)を少しずつ習う。電気ショックの芸を見せる女性とともに抜け出す。そして二年後、いっぱしの読心術師となっている。

映画では読心術としているが、推理マジックと言ったほうがわかりやすい。風体、言葉遣い、などを含めてシャーロック・ホームズのように推理する。もちろんトリックも加えて。

さらに金を得ようと、心理学者のリッター(ケイト・ブランシュット)と組んで、得意の読心術(マジックを)つかって大富豪から金を巻き上げようと企てる。

 前半は雨のシーンが多い。後半は雪のシーンである。

 スタンのたくらみは挫折することになるのだが、エンディングがおもしろい。なるほどと感心する。

 タイトルのナイトメアの意味がわからない。字幕では、悪夢小路としていた。悪夢か。スタンの歩む道は悪夢につながる道ということか。

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