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2022年5月18日 (水)

 八起寄席

 どの都市もマンホールのふたのデザインに凝るようになっている。カラフルなデザインのものもある。川崎がそうだ。相模原はカラーではないけれどデザインがいい。

 落語の開演前に、相模大野近辺を歩いてみた。写真はそのときのもの。

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「八起寄席」。今回のお目当ては兼好さん。

 まず、演者と演目。

 金原亭小駒  あくび指南

 三遊亭兼好  宮戸川

 岡大介    カンカラ三線

 桂南なん   水屋の富

 兼好さんの「宮戸川」を聴くのは二度目。前回より爆笑度があがっている。笑える噺ではあるけれど、さらにお笑いのテンションが高くなっている。この噺は上下(前編後編)があって、上下で雰囲気がまるで違う。上が軽く笑える。下はちょっと怖い。だからふつう上しか演らない(たまに上下を通しでやることもある。「子別れ」と同じ)。オチはない。色っぽい濡れ場になるところで終わる。時間がきちゃいましたのでと言って頭を下げるパターンが多い。それはともかく、しぐさを含めて兼好さんの芸はおもしろい。何度も聴きたい。

 岡大介は落語ではない。空き缶で作った三線で昭和歌謡を歌うスタンダップ芸。明治の演歌節がメインになる。添田唖蝉坊の歌。「のんき節」「パイノパイノパイ」など風刺演歌である。明治のことはもちろん知らないけれど、戦後でもよく耳にした。小沢昭一も好んで歌っていた。明治はそれほど遠くない。

 トリの南なんはベテランになるかもしれないけれど、わたしより10歳以上若い。「水屋の富」は、先だって春風亭昇吉のを聴いたばかりである。若手とベテランを比べてみれば、南なんさんは元気いっぱいで若さを感じる。

 富くじに当たった水屋(水売り)の男が、手にした800両が盗まれてしまうのではないかと夜も眠れなくなるという噺。今なら銀行があるしコインロッカーもあるから成り立たない。江戸時代だって預かってくれるところ(利息なし。預かり賃がかかる)はあったから、厳密にいうと成り立たない噺だが、そのあたりは大目に見よう。

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