微生物がいっぱい
いまあるような顕微鏡を発明したのはオランダのレーウェンフックである。その顕微鏡で自らの歯の歯垢を調べたら、微生物がいっぱい動き回っていた。たぶん人類で最初に細菌を見たのはレーウェンフックであろう。
彼はフェルメールの友人であって「天文学者」というタイトルの絵のモデルとも言われている。
それはさておいて、以後、この世は微生物であふれていることが知られるようになった。伝染病が微生物(病原菌)によって引き起こされていることが研究により明らかにされていった。
ヒトの大腸の中には何兆もの菌がいて、その重さは1キロを超す。すごい量である。その中には健康には欠かせない菌もいれば悪さをする菌もいる。善玉だの悪玉だのと言われているが、なにもしない菌もいる。ぜんぶあわせて大腸菌である。
ちかごろは腸活などと言って、腸内細菌が注目されているが、ずっと以前から研究されおり、さまざまなことが明らかにされている。腸内菌叢を健全に保つと長生きできるといった内容である。
わたしなど、ずっと、40年以上、ビフィズス菌の入ったプレーンヨーグルトを毎日食べ続けている。たいていはきな粉を入れている。そのおかげか、便秘はしない、快調というか快腸である。便の検査も引っかからないので大腸ポリープの検査もしたことがない。たぶん年齢の割にはビフィズス菌などの善玉菌が多いんだと思う。あちこちガタがきて医者の世話になっているが、この点だけは自慢できる。
大腸菌の研究は進み、睡眠を促す菌とか、記憶力を保つ菌とかが注目されるようになっている。どのていど有効性があるかわからないけれど、ま、研究は続けてもらいたい。腸脳相関ということばも耳にするようになった。
バカにつける薬はないといわれるが、バカが治る大腸菌はないものか。
ついでのひとこと
道ばたに赤い、ピンクがかった花が咲いている。名前はわからない。花の名前がわかるスマホのアプリを近づけてみると、シモツケと表示される。そんな名前の花があるとは知らない。あの下野からきているのか。
ネットで調べてみると、やはり下野からきている。日本では下野の国(栃木県)で最初に見つかったことから名付けられたとある。
« 「峠 最後のサムライ」 | トップページ | 「FLLE フリー」 ずっと難民 »
「世事・世の中」カテゴリの記事
- 嘔吐と点眼(2025.02.07)
- まちがっているかもしれない(2025.01.20)
- どんど焼き(2025.01.18)
- 地下水道(2025.01.12)
- あけましておめでとうございます(2025.01.01)
コメント