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2022年6月 3日 (金)

生田寄席 小せんの「ガーコン」

 生田寄席(棕櫚亭)、今回は柳家小せん。小せんを聴くのは久しぶりである。

 高齢者は先代の小せんを覚えているだろう。とぼけた芸風だった。当代の小せんはきりりとしている。声も大きく張りがある。

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 今回の演者と演目

 柳家ひろ馬  一目上がり

 柳家小せん  盃の殿様

 柳亭市若   風邪の神送り

 柳家小せん  ガーコン

 市若は飛び入りである。地元出身の二つ目。演目の「風邪の神送り」は初めて聴いた。ほとんど演る人はいないらしい。米朝あたりのCDで覚えたのかもしれない。ネタを増やすのは若いうちだ。

 小せんのトリネタは「ガーコン」だった。客席の年齢層を見て、このネタを選んだと想像する。「ガーコン」は昨年亡くなった川柳川柳の人気噺である。ほとんどこのネタしかやらなかったが、いつも笑いをとった。軍歌をひたすら歌う、ただそれだけ。なんども聴いたが飽きなかった。そのネタを引き継いだのが小せんである。「ガーコン」を川柳とリレー落語でやったこともある。それは聴いていない。

 小せんの「ガーコン」は、軍歌だけでなく戦前の昭和歌謡もとりいれている。たとえば「うちの女房にゃ髭がある」といったコミックソング。

 小せんの声はよく響く。柳亭市馬ほどではないけれど歌がうまい。橘家文蔵、入船亭扇辰とバンドをつくり、演奏会を開いたりしている。

 生まれてはいなかったが、戦前の昭和歌謡はわたしの頭の中にしっかり刻まれている。耳に馴染んでいる。

 小せんとわたしの距離は3メートルもない。狭いホールだからね。声ががんがん響く。なんなら一緒に歌ってもよい。マスクはずして。

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