シネマ歌舞伎
都心に出た。久しぶりの銀座。暑いから歩く気にはならない。
三越のライオンはマスク姿。たぶんずっと前からマスクをしていたのだろう。そろそろ外してもよさそうに思う。暑いからね。
時間があったので、東劇でシネマ歌舞伎を観た。
演目は「廓文章 吉田屋」。主演は片岡仁左衛門。仁左衛門の代表作は「女殺油地獄」だろうが、この「吉田屋」も当たり狂言である。仁左衛門は、いわゆる若旦那もの、放蕩の末に勘当させられるような軟弱な役が似合う。軽妙なしぐさが笑いを誘う。十年ちょい前の舞台である。
相手役は玉三郎。こちらは出番は少なが、華やかな衣装と妖艶なしぐさで引きつける。歌舞伎はめったに行かないけれど、シネマ歌舞伎なら気軽に観ることができる。
銀座の雑踏を歩いていると、歩きが遅くなっているのに気づく。若いビジネスマンたちに追い抜かされる。おしゃべりするオバチャンたちや歩きスマホの人は別だが・・・。
年とったということだろう。後期高齢者だし、暑いからね。
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