映画祭 猫の皿 そして菅さん
新百合丘駅前で「マルシェ」が開催された。仮設のテントで物販をするイベントである。
「しんゆり映画祭」も出店。今月末から開催される映画祭のチケットを販売した。一日だけの先行販売で、そのあとはセブンイレブンでのみの販売になる。
写真はチケット販売の様子。予想以上の人が集まってくれて行列ができた。へー、こんなに並んでくれるとは。幸先がよい。
話は変わって、落語
三遊亭円楽の最後の演目は「猫の皿」だった。軽い噺で、リハビリには適切である。そういえば昨年の今頃亡くなった柳家小三治の最後の演目も「猫の皿」だったと記憶している。偶然だけど、ちょっと因縁を感じる。
で、「笑点」の新メンバーに誰がなるか取り沙汰されている。春風亭一之輔が本命だとか、女性の蝶花楼桃花がいいとか、この際、林家木久扇も引退させて、うんぬん。
一之輔はもったいない。「笑点」で一之輔の芸が穢れるおそれがある。桃花では荷が重かろう。女性噺家ならほかに人材はいる。隠し玉がある。
私のお勧めは、三遊亭兼好、古今亭文菊。キャラも芸も、桂宮治より上だ。
もひとつ。菅さんの弔辞
国葬での弔辞が話題になっている。おおむね好評である。あの口下手というか説明不足が目立った菅さんにしては上々の出来ということだ。
玉川さんも菅さんにしては出来過ぎと思った。で、電通うんぬんの発言をしてしまい、10日間の蟄居となった。ちょっと考え、突っ込まれないような意見を述べればよかったのだが、おしゃべり玉さんはブレーキが利かなかった。
電通はともかくとしてスピーチライターの手は入っていると考えるのは普通だろう。この手のものでは、印象的なエピソードを加えると文章が引き立つ。今回は山縣有朋がそれ。
入試の作文や小論文では、いくつかのエピソード(自分の体験)を用意しておいて、設問に応じてそれを入れ込んで文章を組みたる。そうすれば文章は引き立って高得点につながる。
で、菅さんの弔辞。エピソードは良いのだが、及第点はやれない。重大な瑕疵がある。
「総理、あなたの判断はすべて正しかった」というくだり。弔辞だから誉めるのは当然だとしても、いくらなんでも「すべて正しかった」は言い過ぎだろう。
アベノミクス、アベノマスク、桜を観る会・・・・おかしなことはいっぱいある。せいぜい「多くの業績をあげられました」程度がよい。
まともなスピーチライターがいたらこの文章はなかったと思う。
葬儀とは言え、故人もこのくだりにはこそばゆい想いをしていたのではないか。気の利いたオチがあったらよかったのに。
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