無料ブログはココログ

« 「土を喰らう十二カ月」 | トップページ | 「ザ・メニュー」 »

2022年11月21日 (月)

 ラジオで紙切り

 寄席では落語や漫才のほかに紙切りがある。ハサミでちょこちょこと紙を切ってシルエットをつくる。うまいものだといつも感心する。どういう頭脳をしているのかハサミさばきは魔法のようである。

 第一人者は林家正楽。その後継者は林家二楽である。二楽は先代の正楽の息子。

 正楽師匠に芸の欠点があると弟子が語っていた。近頃、耳が遠くなって、客席からのリクエストが聞きづらくなっていることだ。リクエストとは別のものが切られることがあるという。わたしはそんな場面にでくわしたことはないけれど・・・。年齢を調べてみた。わたしと同学年だった。ま、ありうるな。

 二楽も上手だ。切っている途中のおしゃべりも愉快である。からだを揺らしながら、くすぐりを入れる。手の動きとおしゃべりがうまくかみ合っている。時事ネタも切る。大したものだ。

 いちど、ラジオでもやったらどうか。ひょいと思いついた。いかにも紙を切っているような雰囲気でしゃべる。音声だけだから、実際、紙切りをしていなくてもよい。紙切りができない人でもやれる。

 こんな感じ。架空のお話。

「この前、飛行機に乗ったとき、うっかりゲートでひっかかっちゃったんですよ。ハサミを手荷物に入れていて。没収されそうになりました。その場で、紙切りを演じてみせたんですよ。これは長年使い込んだ大切な商売道具、これがないと困るんですと訴ええたんです。で、結局、ハサミはガムテープで議ぐるぐる巻きにしてそのうえからひもで縛って、なんとか没収は免れました。あとでほどくのが大変でした。

 はい、できあがりました。藤娘です。我ながらよくできています。とても人間業とはおもいません。カミ業です」

 視聴者は想像力で映像を思い浮かべればよい。

Dsc_2961

 写真は、新百合ヶ丘駅前のイルミネーション。規模は小さいから他の繁華街のような派手さはない。とはいえ、しんゆりの冬のシンボルである。目をつぶって、巨大なイルミネーションを想像すればよい。

« 「土を喰らう十二カ月」 | トップページ | 「ザ・メニュー」 »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「土を喰らう十二カ月」 | トップページ | 「ザ・メニュー」 »