モンティンダンさん支援
ミャンマーの軍事クーデターから2年がたった。
民主勢力や国民のデモか起き、いずれ軍事政権は倒れるとおもっていたのだが、予想は外れた。軍部は居座り、政権を譲り渡そうとはしていない。このまま政権にとどまる気配である。諸外国は経済制裁を強化しているもののうまくいっていない。日本政府は表向きは政権批判をしているが。ODAなど政府支援を続けている。
アートセンターで、ミャンマーでいまだ拘束されている映像作家を支援するイベントがひらかれた。
モンティンダンさんは日本映画学校の出身。日本とミャンマーを行き来しながら劇映画やドキュメンタリー映画をつくってきた。ミャンマーでの抗議活動を撮影中、逮捕された。3年の実刑判決を受け、現在も拘束されている。
今回は、モンティンダンさんがかつて監督した二本の短編映画の上映とトークショー。トークゲストは久保田徹さんと北角裕樹さん。久保田さんはデモを取材中に拘束され、モンディダンと同じ刑務所に入れられていた。北角さんも一時拘束されていた。
久保田さんは刑務所でときおり会うことができた。本の差し入れをしたりした。ダンさんは7歳の時に来日しているので日本語は母語のようにできる。永住権も取得している。(今回上映した「エイン」は学校に馴染めない少年の物語。ダンさんの経験をベースにしている)
現在、ダンさんとどのように連絡をとっているかなどの説明があった。こまかなことは省くが、はやく解放されるよう願う。まだ一万人以上の人が獄に拘束されている。これもなんとかならないものかと願うばかりだ。
ミャンマーだけでなく、独裁政権となり、不自由な国が増えている。ソビエト崩壊以降、自由で民主的な国が増えたと思っていたが、ここ何年かでアジアやアフリカを中心に独裁政権が押し返している感がある。これも気になる。
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