眠りと音楽
夜、よく眠れるかというと、そうでもない。寝つきは早い。すとんと眠りに落ちる。が、二時間か三時間もすると目覚める。トイレに行く。それからが眠れない。ときに、うとうととし、またトイレに行きたくなる。夜明け近くになって眠る。
中途覚醒、キセル型の眠りである。年をとると、ラジオ深夜便を聴く人が多くなる。わたしも深夜便族の仲間である。ただしラジオではない。ウォークマンで落語を聴いている。落語じゃ覚醒しちゃうんじゃないかと思われるかもしれない。そうでもない。子守歌のような落語もある。
先だって、「眠りと音楽」をテーマにしたコンサートがあった。昭和音大でのピアノソロ。てっきり子守歌のような演奏かとおもったら、そうではなかった。
昭和音大には音楽療法コースがあって、睡眠障害もその対象にしている。ピアノ演奏の間に講演がある。よく眠るためにという内容だが、ありふれた説明で新鮮さはない。
規則正しい生活、陽に当たる、適度の運動、緊張の緩和(リラックス)、三度きちんと食べる・・・。要するに、睡眠薬は別として特効薬はないってことね。
セサミン(ゴマに含まれる微量成分)を摂るのもいいらしいが、協賛にサントリーが名を連ねているから、多少割り引いて考えなければならない。
このコンサート、眠るためのコンサートだから、眠ってもよい。したがって、途中での拍手はなしということだった。
それより、夜中に尿意を催さない方法を聞きたかったのだが・・・。
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