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2023年4月12日 (水)

「逆転のトライアングル」

 豪華客船にはリッチなセレブが集う。その一方で、客船で働く人たちの多くはプアーである。清掃、洗濯、船底でのメンテナンス、料理のサーブなどの乗務員は低賃金で働いている。セレブはワーカーを見下し、ワーカーはチップをもらいながらも心の中では敬意をあらわすことはない。クールである。

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逆転のトライアングル」をアートセンターで観てきた。皮肉っぽい雰囲気がただよう映画である。前半は豪華客船でのシーン。セレブの鼻持ちならない態度などを淡々と描いている。でも、ちょっと滑稽。

 客船は嵐に遭遇し揺れる。酒に酔ったのか船酔いのせいか、客は気分が悪くなり、吐き気を催す。ゲロを吐く。これが豪快と表現すべきか、ドバっと、噴水、マーライオンのように吐く。これほどゲロをする映画を観たことがない。「モンティ・パイソン」よりすごい。観客は気分がわるくなりそうなものだが、それほどでもない。笑える。爽快感すら感じる。ゲロなのに。

 このゲロを契機に主客転倒する。船は海賊にも襲われ、難破する。何人かが無人島にたどり着く。ここからが後半。島でのサバイバルとなる。ここでトップをとるのはトイレの清掃をする中年女性。船長でもセレブでもない。さかなを捕まえたり食料を確保できる者が主導権を握る。みな彼女に従わざるをえない。逆転である。

 カメラは、俗物たちの人間模様を映し出す。クックッと笑える。でも、自分がそうした立場にたたされたら、どんな行動をとるのだろうかと思うと、素直に笑ってもいられなくなる。

 ラストで、ひとひねりある。

 ついでのひとこと

 サル騒動が続いている。小西議員のサル発言である。小西議員は党の参院憲法審査会の会長を辞任することとなった。わたしに言わせれば、小西議員もそれを追及する側も間違っている。サルに謝らなければならない。サルを侮辱している。サルはバカじゃないからね。

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