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2023年5月 1日 (月)

お好み寄席 浪曲 講談 紙切り・・・

アルテリッカしんゆり」の寄席演芸を観てきた。「演芸座 異演共演 お好み寄席」とある。

 講談、紙切り、浪曲、活動写真弁士、そして落語。バラエティーである。お目当ては、浪曲の玉川大福。この人の新作浪曲がおもしろい。日常のなにげない出来事をすくい取って、大仰な、ばかばかしい浪曲にする。これが笑える。

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 開口一番のあと、登場した。曲師(三味線)は玉川祐子。おん歳百歳。百歳で現役曲師というのはすごい。内容は、玉川祐子が4年前スマホに機種変したときのエピソード。先だっての「笑点」で数分間披露したというから、見た人も多いとおもう。今回はそのフルバージョン。といっても15分ぐらいだが。

 浪曲はうなる演者と三味線曲師のデュオである。ジャズと同様、即興のコラボであって、ジャズほどの決めごとはない。それがぴったりあう。

 曲師では沢村豊子姐さんが最高齢とおもっていたが、それより上がいるとは驚く。祐子姐さんは高座から下がるとき、小走りだった。健脚だ。

 神田蘭の講談をはさんで林家花の紙切り。今年の干支はなんですかと会場に問うと誰も答えない。で、うさぎと声をあげたら、オスメスどちらがいいですかと訊かれたので、ただちにメスと返答した。

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 その紙切りをいただいた。写真がそれ。メスオスはわからない。

 カツベン(坂本頼光)のあと、トリは桂米多朗の落語。演目は「幇間腹」。若旦那のにわか仕込み鍼で幇間が腹を刺され血だらけになるというおなじみの噺である。これも大仰な仕草でおもしろかった。

 さて、持ちかえったウサギ、どうするか。飾るには季節はずれ。月見の季節までとっておいて玄関に飾ろう。忘れなければであるが。

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