いわき 海岸のロング・ウォール
いわき(福島県)行ってきた。前回行ったのはコロナ前、4年ぶりになる。
写真は、久ノ浜の海岸。いわき市の最北部にあたる。福島第一原発からは31キロほど離れている。事故当時、避難対象地域とはならなかったが、津波で大きな被害に遭った。海岸には長い堤防が築かれ、かつての面影はない。砂浜ほとんどなくなっている。
今後、この壁、万里の長城のようなロング・ウォールがどれほど役に立つのか・・・。堤防の上には海抜9メートルとの標識があった。2011年のような大きな津波が襲うのは、たぶん数百年後ではないか。その間、中規模の津波はあるだろうが、今までの堤防で十分だろうに。
この地域では農業も漁業もむかしに戻っている。しかし、家並みや道路はずいぶん変わっている。あれこれあげないけど、人が少ないことに気づく。少ないというより、いない。
都会は人が歩いている。いなかは人通りがない。当たり前と言えば当たり前だが、ほんとうに人がいない。
人はどこに出かけるのか、どこが賑わうか聞いてみると、休日は大型のショッピングセンターだそうだ。買い物のほか娯楽施設で遊ぶ。なるほど。
行き帰りの常磐線の車窓は緑ばかりだった。森林と雑草と田植え後の田んぼの緑で大地は被われている。
天気は曇りか雨。うまい具合に降られることはなかった。心がけがよかったから。
7月になった。あっというまに半年が過ぎた。きょうは五月晴れ(旧暦)。蒸し暑くはない。
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