味覚が変わった。
ビールをそれほど旨いとおもわなくなった。なんとなく味が変わったような気がする。もちろんビール会社のせいではなく、こちらの舌のせいだろう。
理由はわからない。歳のせいか。でも、飲まないわけではなく、毎日飲んでいる。量は減っただけ。
塩味を強く感じるようになった。なにを食べてもしょっぱい。塩の固まりを食べているように感じることもある。とくに飲食店で出される料理がしょっぱい。こちらの好みはさておき、料理人の舌が麻痺しているんじゃないかと文句をつけたくなるときがある。
なぜ味覚が変わったか。理由はわからない。たんに体調の変化なのか、歳のせいなのか。妻にはもっと薄味で、醤油はかけなくていいと言っている。
これと反対なのが嗅覚。写真は数日前のもの。近所の保育園はキンモクセイの生け垣になっている。100メートルほどあって壮観。キンモクセイは9月末か10月初めに咲くが、ことしは遅い。今が満開。さぞや匂いがすごいと思われるかもしれないけど、さほどではない。
今年のキンモクセイはそれほど匂わないとの声を聞く。そうかとおもったのだが、妻からアナタの鼻が利かなくなっただけよと言われた。そうか、そうかもしれない。花粉症で鼻の粘膜がおかしくなっている。それで匂いを感じなくなっている。
嗅覚は鈍感になり、味覚は偏る。理由は加齢、歳のせいだろう。それで納得している。
ビールより日本酒がいい。大吟醸をオンザロックで飲んでいる。それじゃ薄まってしまって旨くないとの見解もあろうが、ちょっと薄まる程度がよい。年寄りには。
志ん生は晩年水で割った酒を飲んでいた。正しくは飲まされていた。家族がからだを心配しての配慮である。アタシは自主的に薄めている。
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