「ゴールデンカムイ」
日本海側は大雪になった。関東南部は雪は降っていないけどひどく寒い。重ね着をし、カイロをポケットに入れて外出している。
そんな折り、給湯設備がおかしくなった、床暖房が効かない。風呂も沸かせない。クゾッ! と叫びたいけど、震災に遭った人を思えばそれほどのことではない。
北海道はどうか、などと思いながら「ゴールデンカムイ」を観てきた。原作はコミックということだが、もちろん読んではいない。アイヌを扱っているとのことで観ることにした。
二百三高地の激戦の場面から始まる。杉元(山崎賢人)は超人的活躍をして「不死身の杉元」と呼ばれるようになる。除隊後、杉元は北海道に渡って砂金採りをする。そこでアイヌから奪ったという金塊の話を聞く。強奪した犯人は網走刑務所にいて、隠した金塊の在処がわかる暗号を囚人たちの背中に彫って彼らを脱獄させたという。秋元はさっそく金塊探しを始める。途中でアイヌの少女アシリバ(山田杏奈)と出会い、一緒に脱獄犯が結集するという小樽に向かう。といったストーリー。
金塊をねらう陸軍の中尉(玉木宏)が登場する。金塊を軍資金にして軍事政権樹立をたくらんでいる。これにからむのが土方歳三など箱館戦争を戦った連中。コミックだから荒唐無稽なのは承知、別に驚くほどのことではない。奇っ怪なのは杉元の敵役となる中尉である。頭蓋骨から脳汁が涙のように流れる異形で、杉元の前に立ちふさがる。
アイヌの生活も背景に描かれる。カワウソ料理が出てくる。リスも食べる。逆に、アシリバは味噌をウンコだと嫌う。
原作はさらに続いているとのこと。映画もシリーズ化されると思われるがわからない。ここまででも娯楽作として十分楽しめる。
で、給湯器であるが、メンテナンス会社の人に来てもらった。面倒な個所の修理だったようだが、無事もとに戻った。今夜は安心して眠れる。
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