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2024年1月 4日 (木)

「枯れ葉」ことし最初の映画

 新年早々、能登で大きな地震が起きた。震度7。大津波警報も出された。死者は少ないかと思っていたら、だんだん増えていく。停電が続き、道路も寸断されている。大変なこっちゃ。

 続く2日は、羽田で日航機と海保機が衝突した。日航機の乗客で死者はでなかったが、海保機では乗員5人が亡くなった。

 年末は、崩れたクリスマスケーキが配達されたと大きく報道されていたが、なんとも眠たい緩い記事だった。それに比べて今年は大災害で始まった。

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 今年最初の映画は、カウリスマキ監督の「枯れ葉」。アートセンターで観てきた。満席だった。

 男女の物語である。ふたりはカラオケバーで出会うが、名前も交わさないまま別れる。アンサはスーパーマーケットで働いていたが、賞味期限切れの食品を持ち帰ろうとしてクビになる。人も賞味期限切れの食品とおなじように捨てるのかと嫌味を言うが事態は変わらない。ホラッパは工事現場で働いているが、いつも酒が手放せない。それが見つかり、こちらも職を失う。ふたりは再び出会い、映画を観たりするが、相手の電話番号を書いた紙をなくして連絡がとれなくなる。すれ違いの関係となる。

 といった場面を緩いユーモアでスケッチのように描いている。カウリスマキ風である。

 ラジオから流れてくるのはロシアのウクライナ侵攻のニュース。今を描いているのだが、それがないと、古い60年代(日本なら昭和)のような雰囲気が漂っている。舞台となるヘルシンキは現在でもこんな感じなのか。

 冒頭、よく知っている曲が流れる。「枯れ葉」ではない。「竹田の子守歌」。この歌、フィンランドでも知られているのか。「枯れ葉」はエンドロールで流れる。シャンソン風ではなく、明るく歌っている。

 クスリと笑えるシーンがいくつもある。軽い。この軽さがいい。深刻であっても深刻さを感じさせない温もりがある。

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