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2024年1月18日 (木)

「TILL ティル」

 アートセンターで「TILL」を観てきた。黒人差別を扱った映画。ナチスを扱った映画もそうだが、たくさんあると類型的になりやすいテーマとも言える。

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 1955年、ミシシッピ州マネーで起きた「エメット・ティル殺害事件」は有名らしいが、わたしは知らなかった。

 シカゴに住む14歳のエメット(愛称ボボ)はミシシッピ州の叔父の所にひとりで遊びにいくことになる。母親のメイミーは、人種差別の激しいところだから十分注意するよう言い聞かせて送り出す。

 エメットは食料品店で白人店員に口笛を吹いた。軽い気持ちであったが、これを知った白人の男二人はエメットを拉致し、暴行を加え殺してしまう。そして遺体を川に投げ捨てる。

 メイシーは嘆き悲しむが、敢然として事件に立ち向かう。葬儀で棺を開いて暴行された遺体をさらし、事件のむごさを世間に訴える。

 以上が前半。後半は捕まった二人の容疑者の裁判となる。犯行は明白のように思われたが、弁護人は、遺体がエメットかどうか疑わしい、女店員にニセの証言までさせて反証して裁判をコントロールしようとする。

 裁判結果はここでは書かない。

 メイシーを演じるダニエル・デッドワイラーの演技がすばらしい。子を思う気持ちが痛いように伝わってくる。

 黒人差別に地域差があったことは頭では知っていたが、あらためてこれほどかと知らされた。

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