どんど焼き 象潟
川崎市麻生区では、17ヶ所でどんど焼きが行われた。地域情報紙に、実施場所と日時の一覧が載っていたから17ヶ所と分かった。この数、一地域では多いのではないか。
麻生区は平均寿命が男女とも日本一になった。どんど焼きと関連があるかどうかわからないが、どんど焼きができる場所があるってことと多少関連があるのかもしれない。これだけやると、消防団も忙しい。
写真は、岡上の和光大学前の田圃でのもの。タイミングがよければ小田急線の電車からも見える。
話はかわって、能登の大地震。海岸線が4メートルほど隆起した個所がある。堤防が浮き上がっている。すごいエネルギーで盛り上がったことがわかる。
隆起で思い出すのは秋田の象潟である。象潟は芭蕉の「奥の細道」に登場する。「象潟や雨に西施がねぶの花」と芭蕉は詠んだ。当時は、入り江にいくつもの小島が浮かぶ松島のような景勝地だった。後の大地震で2メートルほど隆起し、さらに土砂が流れ込んで現在の姿となった。
何年か前、ここを訪れたことがある。芭蕉時代の面影はない。かつて入り江だったところは原っぱとなり。小島だったところは小高くなっているだけ。風光明媚とはいかない。
船着き場だったところはそのまま残されており、芭蕉の句碑が建っている。
能登の港はどうなるか。元に戻すことはできない。隆起した後の現在の地形で船着き場や堤防をつくるしかない。早い復旧と大きな余震がないことを祈るだけだ。
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