ナラ枯れのゆくえ
去年は猛暑だった。農作物に多くの被害がでたが、生き物にとっても大変だった。
麻生区ではここ数年、ナラ枯れ被害が多く報告されていたが、昨年は耳にしなかった。原因であるキクイムシが暑さでやられてしまったからだ。それはそれで喜ばしい。これでナラ枯れが収束するかどうかはわからないけど、ピークは過ぎたと言ってよさそうだ。コロナと同じように。
ところが、問題は残されている。倒木である。枯れたナラは立ち枯れ状態にある。コケが生え、表皮の部分からカスカスになっていく。表からはよくわからないが、堅い幹の部分は痩せていく。写真は「里山フォーラム」で展示さていたもの(枯れて三年経ったもの)。
こうなると、少しの強風でも倒れてしまう恐れがある。誰もいないところなら問題とはならないが、通行人がいると大変だ。大けが、場合によっては死者がでるおそれもある。
行政も伐採を進めているようだが、十分ではない。近くの公園の立ち枯れ状態のナラの木はそのままだ(ヒトが立ち入りそうもない場所だからそのままでもいいとも言えるが・・・)。
昨日今日と風が強い。立ち枯れしている木は折れたり、根っこから倒れてしまうかもしれない。
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