マイナ保険証
マイナ保険証の利用率は5パーセント程度で低迷が続いている。
従来の保険証をマイナンバーカードに順次移管する、つまり廃止すると決めているのだが、このままでは予定通り移管できないかもしれない。政府は、とりわけ河野デジタル相は苛立っている。
わたしは病院通いが多くなっている。病院でも薬局でもマイナカードを提示したことはない。保険証のまま。なぜ保険証のままかといえば、マイナカードは面倒なのだ。
受付でマイナカードで認証しようとするシーンを見かける。うまくいかないことが多い。顔認証ができないので、もう一度やりなおすのだが、利用者は、保険証はありますからとそちらに切り替える。それで無事完了。たぶん、その利用者は二度とマイナカードを提示することはないだろう。 マイナ保険証とは面倒なものだと映る。現行の保険証(後期高齢者用)を取り出すだけだから、面倒ではない。これが現実。利用率が伸びない理由はよくわかる。
これが、たとえばスマホをかざすだけでできるようになれば利用しようという気になる。どうするのかねえ、厚労省やデジタル庁は。
わたしがマイナカードを作ったのは8年前。これは早いほうだろう。利用期限は10年(5年ごとに更新手続きが必要)。あと2年で更新することになる。わたしはきちんと更新するつもりだが、世の中全体でスムーズに進むのかどうかは疑わしい。運転免許証でも更新手続きをしない、あるいは忘れてしまうという事例が多発するのではないかと思っている。
混乱はまだまだ続く。
写真は、近所で見かけたシャクナゲ。みごとに咲いている。サクラとちがって開花期間はながい。
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