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2024年5月25日 (土)

『彼女たちの戦争』

 登戸研究所資料館主催の「女の子たち風船爆弾をつくる」というイベントが明治大学生田校舎あった。作家の小林エリカさんと山田朗さん(明治大学平和教育登戸研究所館長)の対談である。

 生田は新百合ヶ丘から近い。登戸研究所資料館にはこれまで何度か行っている。ドキュメンタリー映画「陸軍登戸研究所」も二度観ている。しんゆり映画祭でも昨年、地元映画として上映した。部外者にしては登戸研究所のことをよく知っているつもりだ。

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 小林エリカさんの著作では『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』を読んでいる。戦争に翻弄された女たちを紹介したコンパクトな評伝集。28の章で構成されおり、第1章がマルゴーとアンネ・フランク姉妹、最後の章が風船爆弾をつくった少女たちとなっている。登戸研究所は風船爆弾開発にかかわっている。

 今回の対談は、動員により風船爆弾を組み立てた女学生たちの話である。「女の子たち風船爆弾をつくる」というのは小林さんの最新の小説(ノンフィクションノベル)のタイトルになっている。

 風船爆弾の風船部分は和紙とこんにゃく糊で作られている。動員された女学生たちは風船に組み立てた。場所は有楽町の東京宝塚劇場。なぜ宝塚劇場だったか、以前何かで読んだ記憶があるが、天井の高い建物だったから選ばれた。

 風船爆弾は気流に乗ってアメリカ大陸まで届いた。おもちゃのような風船だが、この爆弾で数名が犠牲になっている。

 対談は面白かった。ノンフィクションノベルにはいくつもの工夫が凝らされているようで、興味が増す。読みたくなる。『彼女たちの戦争』に紹介されていたアンナ・アフマートヴァの詩も読んでみたい。目が悪いのに、読みたい本が増えていく。

 

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