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2024年5月21日 (火)

「夜明けのすべて」

  職場にときどきヒステリックに声を荒らげる女性がいた。50年ほど前のことだ。当人に聞いてみると、生理が近づくとイライラが高じてしまうと語っていた。いまだとPMS(月経前症候群)という病名がついているが、当時は変な目で見られていた。

 そのPMSの女性を描いた「夜明けのすべて」をアートセンターで観てきた。監督は「ケイコ 目をすませて」の三宅唱

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 PMSの藤沢さん(上白石萌音)は病院に通いながら働いていたが、そこを辞め、プラネタリウムや顕微鏡を作っている会社に転職する。同僚の山添くん(松村北斗)は電車に乗れないなどパニック症候群を抱えていた。会社はふたりに温かかった。ゆったりした雰囲気がただよう明るい職場だった。だめ男を演じることが多い三石研とか渋川清彦が出てくると緩くなる。ぎすぎすした職場にはならない。

 で、なにかシリアスな事件が起きるかというと、起きない。ずっとホンワカである。二人は結ばれるかというと、そうでもない。未来はわからないが。やわらか雰囲気が漂っている。

 先だって観た「辰巳」とは大違いの映画だ。こっちのほうが断然おもしろい。お勧め。

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