「違国日記」
さして話題にはなっていないし、私には似つかわしくない映画を観てきた。「違国日記」。ヤマシタトモコの漫画が原作。脚本・監督は瀬田なつき。主演は叔母と姪の関係にある新垣結衣と早瀬憩。登場人物のほとんどが女性である。爺さんが観るような映画ではないけれど、なんとなく観ておきたかった。
イオンシネマの客は少なかった。10人に満たない。すぐに打ち切りになる。
中学卒業を間近にした朝(早瀬)は交通事故で親を失う。一人っ子である。母の妹である小説家の槙生(新垣)は朝を引き取って暮らすことになる。槙生は姉が許せないほど大嫌いだったが、その気持ちは抑えてぎこちない二人暮らしを始める。朝はさほど気にする様子もなく(内心は戸惑う気持ちが伺える)家事をする。高校では軽音楽部に入ってベースの練習に励む。
早瀬憩の演技が印象に残る。他人とはうまくやっていけないと自覚する叔母のマキオちゃんと朝は自然体でふるまう。クラスメイトともふつうに付き合う。そんな姿が初々しい。体育館で、同性しか好きになれないかもしれないと打ち明ける友人にとまどう。このシーンもよい。
槙生の友人役で夏帆がでている。「天然コケッコー」を思い出した。夏帆のデビュー作である。あの初々しさと早瀬憩の姿は似ている。今年の新人賞は早瀬憩で決まりだな。
ということであるが、女子高校生にこの映画をどう思うかを聞いてみたくなる。しんゆり映画祭のボランティアに20歳前後の女性が何人かいる。この映画の感想を聞いてみよう。観ていなければ、これは観なくっちゃと伝えてみよう。
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