ヤマユリの気持ち
麻生区の区の花はヤマユリである。
この地にはかつてヤマユリが自生し、たくさん咲いていた。で、百合ヶ丘という地名がつけられた。だが、いまは見られなくなった。理由は都市化により緑地が減ったこともあるが、温暖化と考えてよいだろう。
この風土にヤマユリは向かなくなった。それでも昔の姿を取り戻そうとする活動も続けられている。
麻生市民館ではヤマユリ植栽普及の展示会が開かれている。ちょっとのぞいてみた。写真がそれ。
麻生区のあちこち、公園などで栽培が続けられている。種をまいてから花が咲くまで5年ぐらいかかるという。長いが、自生できるようになり花を咲かせる場所もあるそうだ。
麻生区でユリというとタカサゴユリである。この10年でずいぶん見かけるようになった。タカサゴユリは台湾原産である。温暖化で北上してきた。主役はタカサゴユリに置きかわっている。
頑張れヤマユリと言いたいけれど、ヤマユリの気持ちはどうか。
勘弁してくれ、熱中症になっちゃう、もっと涼しい場所で咲きたいとヤマユリは悲鳴をあげているようにも感じる。
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