ナラ枯れ 北上
暑さでまいっているのはヒトばかりではない。イヌもへばっている。
蚊を見かけない。だから刺されない。草陰に潜んでいるのだろう。元気なのはセミだけか。やたらうるさく鳴いている。
ナラ枯れの被害も聞かない。ナラ枯れを引き起こすキクイムシ(カシナガ)は暑さにやられたようだ。あるいは、涼しい場所を求めて移動しているらしい。昨年も猛暑だったが、今年はそれ以上。このあたりではキクイムシは棲息できなくなっている。
問題はある。それ以前にやられたナラやカシの木は枯れてしまって倒木のおそれがある。大風でなくても倒れる。やられた木は早めに切ったほうがよい。我が家の近くの公園にはナラ枯れでやられた木が立っている。いずれ倒れるが、木立の中なので、倒れても人的被害はまずない。
一方、北の方、青森などでは、被害が拡大しているという。対策として、切った丸太にキクイムシのフェロモン剤を入れて、おびき寄せる作戦をとっている。これを防波堤として、被害が広がらないようにしているとのことだ。すべて駆除することは難しいけど、たくさんおびき寄せれば、キクイの被害はそこにとどまることになる。
話は変わって、街中の植栽。切り株が目立つようになった。倒木によって人的被害がでないよう予め木を切るようにしているからだ。高齢となったソメイヨシノも切られている。近くの麻生川沿いの桜並木も切り株が目立つようになった。
写真はナラでもサクラでもないが、幹にウロ(空洞)ができ。倒木の恐れがあるので切られたもの。切り株になっている。これが何本もある。切り株はそのままにされ、なので、残された根本にはコケがはえている。養分を吸い取っている。いずれカスカスになる。
切り株を掘り出したら、そのあとに何を植えるのだろうか。この暑さが続くなら、ヤシでも植えることになるかもしれない。
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