「ナミビアの砂漠」
銀座で飲み会があった。せっかく都心に出かけるのだから、それだけではもったいない。映画を観た。日比谷のTOHOシネマズ。映画は「ナミビアの砂漠」。若い女性が主人公だということ以外ストーリーは知らない。
日本を脱出してナミビアの砂漠に行く、自分探しの旅。タイトルから連想したのだが、違っていた。
カナは脱毛エステサロンで働いている。男と同棲中。もう一人の男とも付き合っている。そっちに乗り換え同棲するのだが、カナはイライラして怒りをぶつける。怒鳴りあい、大立ち回りとなる。仕掛けるのはいつもカナである。男は、もうムリと言って家を飛び出すのだが、つぎのシーンではもとに戻っている。そして、また、イライラした感情をサンドバック男にぶつける。夫婦げんかのようなゲームを繰り返している。
カナのいらだちはおさまらない。精神科を受診したりするのだが・・・。といったことの繰り返しで映画は続く。途中から、こちらがイライラしてくる。出口なし。低予算映画であることにもちょっとイラつく。
ナミビアの砂漠らしきシーンが出てくるのは、エンドロールである。砂漠の水飲み場。動物がやってきて水を飲む。ただそれだけ。
なにかを象徴しているのだろう。動物たちは渇きを癒しに水飲み場にやってくる。カナも渇きを癒そうともがいているってことを暗示しているのか。
それにしても、めんどくさい女やなあ。
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