「まる」
荻上直子監督の「まる」を観てきた。萩上監督作品は「かもめ食堂」以来、たぶん全部観ている。
世間とは少しずれ、時間がゆるく流れているものが多い。そこがユーモラスで魅力的。引き付けるものがある。
「まる」は堂本剛が主演。沢田(堂本)は美術で身を立てたいと考えているが芽はでない。コンビニでアルバイトをしている。ある日、沢田が描いたマル(〇)だけの絵が評判を呼び、展覧会まで開かれるようになる。
まるの絵は、禅の精神を表しているとか、宇宙だの平和を象徴していると評価されることもある。そうした現状を沢田は受け入れれられない。居心地がわるい。アパートの隣の住民からはうるさく付きまとわれたりもする。
といった内容だが、事態がそれほど進展するわけではない。非現実の、ファンタジーと考えればよい。荻上監督の次回作がどうなるかわからないけど、たぶん観ることになる。「川っぺりムコリッタ」のような雰囲気の映画を期待している。
« 「室井慎次 敗れざる者」 | トップページ | 文字は記憶力を衰えさせる »
「映画」カテゴリの記事
- 「二つの季節しかない村」(2024.11.28)
- 「本日公休」(2024.11.26)
- 「SHOGUN 将軍」(2024.11.24)
- 「国境ナイトクルージング」(2024.11.22)
- 「ルート29」(2024.11.14)
コメント