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2024年10月25日 (金)

「まる」

  荻上直子監督の「まる」を観てきた。萩上監督作品は「かもめ食堂」以来、たぶん全部観ている。

 世間とは少しずれ、時間がゆるく流れているものが多い。そこがユーモラスで魅力的。引き付けるものがある。

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「まる」は堂本剛が主演。沢田(堂本)は美術で身を立てたいと考えているが芽はでない。コンビニでアルバイトをしている。ある日、沢田が描いたマル(〇)だけの絵が評判を呼び、展覧会まで開かれるようになる。

 まるの絵は、禅の精神を表しているとか、宇宙だの平和を象徴していると評価されることもある。そうした現状を沢田は受け入れれられない。居心地がわるい。アパートの隣の住民からはうるさく付きまとわれたりもする。

 といった内容だが、事態がそれほど進展するわけではない。非現実の、ファンタジーと考えればよい。荻上監督の次回作がどうなるかわからないけど、たぶん観ることになる。「川っぺりムコリッタ」のような雰囲気の映画を期待している。

 

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