生田寄席 今回は桂文治
生田寄席(棕櫚亭)に行ってきた。
今回は桂文治。大きな声でにぎやかに演じるのが芸風。弟子の桂空治との親子会となった。
演目
空治 寿限無
文治 家見舞
空治 時そば
文治 お血脈
いずれもおなじみの古典噺である。
弟子の空治は二つ目。芸歴は浅いが、堂々たる高座で、将来大物になる予感がする。師匠は愛嬌のあるじゃがいも顔だが、こちらはさわやかな二枚目。人気もでてくると思う。
家見舞はバッチイ噺である。新築祝いに便器として使っていた水瓶を贈るというストーリー。そこに貯めた水で冷や奴を食うはめになる。
文治師匠は京都が好きになり、出町柳にアパートを借りて時々出かけているという。京都はホテル代が高くなったので、宿泊費を考えると割安である。ところが仕事があるのでなかなか行けないという。直近では、広島での仕事が急に入った。柳家喬太郎、急病のため代演。ストレス性の胃炎とか。ちょっと心配。
お血脈は長野の善光寺の噺だが、内容はずいぶん変えていた。最後は歌でおわる。渚ゆう子の「京都慕情」。往年の大ヒット曲である。
あの人の姿なつかしい たそがれの河原町・・・あの人の言葉想い出す 夕焼けの高瀬川
これをフルコーラスで歌う。客席からは手拍子。アハハ。オマエは昔昔亭桃太郎かとツッコミを入れたくなるようなオチだった。
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