「SHOGUN 将軍」
ことしのエミー賞でたくさんの賞をとった「SHOGUN 将軍」をイオンシネマでやっていた。この作品はネット配信されているが、スペクタクルものは大画面、大音響の映画館で観た方がよい。
今回は第1話と2話。2時間長である。全10話とのことで、全部続けて観るのはしんどい。2話やって、「さて、これからがおもしろい。続きは来月」ぐらいがよいのだが、映画館でやってくれるかはわからない。
太閤が亡くなり、世継ぎが成人するまでは5大老が支配する戦国の世という時代設定。太閤といっても秀吉を連想しないほうがよい。フィクションである。この5大老に対抗するのは伊豆を拠点とする虎永(真田広之)。
伊豆に漂着したジョン(後の按針。イギリスの航海士)は虎永に助けられる。世界はポルトガルとスペインに二分されており、さらにカソリックとプロテスタントが対立するようになっていた。5大老の勢力は虎永を抹殺しようと襲いかかるが、按針の機転で助けられる。虎長と按針をとり持つのはポルトガル語に堪能な鞠子(アンナ・サワイ)。
といったぐあい。相関図は複雑になるので、混乱する。しかし、虎長は窮地におちいったり、按針をたすけたりする設定だから、わかりやすいともいえる。
ということで、これは長講の合戦物である。配信はディズニープラスだが、さしあたっては配信を観るつもりはない。映画館での上映を待っている。
ついでのひとこと
谷川俊太郎さんは月一で朝日新聞に詩を載せていた。17日のそれはちょっと変わっていた。いつもと少し違うように感じた。生と死のあわいをたゆたっているような・・・。タイトルは「感謝」だった。亡くなったのは13日。あわいのなかで浮かんだことばを綴ったものと考える。小さなおじいさんは亡くなるまでかっこよかった。亡くなってもかっこいい。
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