ふとした病
中山美穂が亡くなった。突然の死。死因は不慮の事故という。不慮って言われてもよくわからない。他殺でも自殺でも病死でもなかったってことなんだろう。
で、浮かんだのは「ふとした病」。立川談志は、ふとした病という表現を気に入っていた。ふわっと静かにこの世から消える。なんだがよくわからないところがよい。談志自身もふと消えたかったのかもしれない。
ちかごろは聞かなくなったことばにサドンデスがある。突然の死のことだが、スポール用語として使われてきた。
ゴルフのプレーオフでの決着をそう呼んだ。サッカーでも延長戦の決着に使われた。ゴールが決まった瞬間、残り時間は考慮せずゲームセットとなる。Jリーグでは、いまはこの方式はとっていない。だから死語。
わたしの父方の伯母はふとした病のように亡くなった。山仕事に出かけたところ、疲れたと言って切り株に座って休んでいた。しばらくして、伯母は切り株に座ったままで亡くなっていたという。むかしはそんな風に死ぬこともあった。
はなしはかわって、汐留で開催中のベル・エポック展に行ってきた。15日で終わりとなる。それほど混雑していなかった。一区画だけが写真撮影ができるようになっていた。別に撮らなくてもよかったが、せっかくなのでいくつか撮った。写真はそのひとつ。
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