「ケナは韓国が嫌いで」
韓国は不思議というか、よくわからないところがある。
昨年末、尹大統領は唐突に非常戒厳を出した。北が攻めてきたわけでもないのに簡単に発令できるものなのか、よくわからない。経済は勢いがあり、一人当たりのGDPは日本に近づいているのに、若者の失業率は高い。高学歴でないといい就職口はない。さらに、出生率は日本よりうんと低い。なんとなく、息苦しさを感じる。自殺者も多いという。だから、若者が外国に行きたいという気持ちになるのだろう。
「ケナは韓国が嫌いで」を新宿武蔵野館で観てきた。題名からすと、現在の韓国の雰囲気を背景にしているように感じられる。
ケナは大学を出て金融会社に勤めているが、通勤には2時間かかる、上司とはうまくいってない、交際相手ともしっくりいかない部分がある。社会や家族、人間関係にも行き詰まりを感じ、ニュージーランドに脱出することにする。
ケナ自身の問題であるけれど、バックグラウンド、つまり韓国社会の雰囲気は察しられる。ニュージーでは経済の勉強をしながら、アルバイトで子供の世話をする。ベビーシッターのようなもの。インドネシア人の男友達もできる。一緒にインドネシアに行かないかと誘われる。といった展開である。
タイトルにあるように韓国を嫌っているわけではない。ちょっと息苦しい。そんな程度である。ケナがどのように生きていくのか、ちょいと想像してみるが、よくはわからない。結婚してキムチづくりに励んでいるかもしれない。ハンバーガーを食べながら、明日を夢見ているかもしれない。
ハンバーガーを黙々と食べるシーンが二度ほどある。このシーンが印象的。
ついでのひとこと
写真は区役所わきの広場にある玉縄桜。河津桜より咲くのは遅いが、ソメイヨシノより早い。今が満開。ソメイヨシノは、東京ではまもなく開花となるが、こちらはまだ一週間ほど先になる。
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