「教皇選挙」
フランシスコ教皇の葬儀が執り行われた。来週には新しい教皇を選ぶ選挙となる。その選挙をコンクラーベという。中学のころ、コンクラーベという言葉を知った。決まるまで何度も投票を繰り返す。なかなか決まらない。だからコンクラーベ、根競べとなる。憶えやすい。
昔はローマ法王だったが、今は教皇である。なぜそうなったのか、違いはよくわからない。
アートセンターで「教皇選挙」を観てきた。なんともタイムリーである。この映画、米アカデミー脚色賞を獲った。そのせいもあるのか、評判がよい。連日、満席かそれに近い入りになっている。今回もチケット完売となった。
教皇が亡くなって、枢機卿によるコンクラーベとなる。保守派とリベラル派が対立し、さまざまな工作やデマが飛び交う。過去の性的スキャンダルがあばかれたりもする。このあたりは、よくあることでとりたてて新鮮さはない。
俄然面白くなるのは、ラストの5分か10分ぐらい。えっ! と驚く。予想もしない事実が判明する。いや、驚くことはないかもしれない。冷静に考えれば、今日的というか、ありえないことではない。この展開を説明したいのだけど、言うわけにはいかない。言えば、映画の面白さは半減してしまう。観た人ならそう思うだろう。
アカデミー脚色賞をとった映画は、総じて面白い。この映画がそうで、作品賞の「アノーラ」よりいい。
ついでのひとこと
せんだって観た『KODDO』。伏線の回収が上手いと書いた。ペットのヘビの扱いである。
朝日の夕刊に監督インタビューが載っていた。あのヘビのシーンは、主演の女の子ルーを演じたローザ・ファン・レーウェンが脚本に反対したので、彼女の言うとおり書き直したという。へー、そうなのか。ローザは10歳。なかなかのセンスである。将来、いい脚本家にもなれる。
















