「野田版 鼠小僧」
東銀座まで出かけてシネマ歌舞伎を観てきた。演目は「野田版 鼠小僧」。2003年、歌舞伎座で上演されたものだ。野田秀樹作・演出、主演は中村勘三郎である。
勘三郎が亡くなったのは2012年。まだまだ元気だったころの舞台である。
金に目がない棺桶屋の三太は、兄の死を知る。遺産が手に入るはずだったが、そうはならなかった。そこで鼠小僧となって、というストーリー。三太と鼠を勘三郎が演じる。例によってアドリブを交えながら舞台を飛び回る。二時間近く出ずっぱりの熱演。ギャグもたっぷりで観客を笑わせる。声にも張りがある。この過酷なパフォーマンスが勘三郎の命を縮めたのではないかと思ってしまう。
最後に、大岡越前まで登場してのお裁き。すねに傷もつ奉行という設定で、これも笑える。
ということで、愉快な舞台だった。近くにいたおばさんが帰りがけに、大掛かりなドリフのライブのようだったと語っていた。なるほど、「8時だョ!全員集合」か。そういう観方もある。
東劇ではいちおう10日までとなっているが、延長もあるとのこと。出かけてみてはいかがか。
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