「エミリア・ペレス」
最初の5分で引き込まれた。ミュージカル仕立て。いい映画だ。
「エミリア・ペレス」。さほど話題になっていないようだが、私は引き込まれた。
有能な弁護士リタは、メキシコの麻薬王マニタスから、性転換したいので手伝ってほしいと頼まれる。報酬は200万ドル。リタは引きうける。伝手をたよって情報を入手し、性転換手術をコーディネートする。それから5年、ロンドンにいたリタはエミリア・ペレスという中年女性と知り合う。それが性転換したマニタスだった。まったく以前の面影はない。
マニタスは、別れた妻や子供たちと同居したい、また手を貸してほしいと依頼される。マニタスの叔母(姉だっけ?)ということで、もとの家族と同居することになる。もちろん、見破られることはない。
といった奇想天外なストーリーだが、すんなりと受け入れてしまうのは、展開の速さと、音楽である。掛け合いで歌うシーンがよい。
子供に見破られないと書いたが、父親の残滓はある。パパと同じ匂いがすると息子はいう。父親であることを言い出せないもどかしさ、そのあたりが見どころでもある。
トランスジェンダーの視点からこの映画を評価する声もあるが、さて、どうなんだろうか。エミリア役のカルラ・ソフィア・ガスコンの演技が光る。
今年観た中では、まだ3か月しかたっていないけど、ベストワンだな。もう一度観たい。
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