「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」
日比谷に出かけ、ケイト・ウィンスレット主演の「リー・ミラー」を観てきた。来月、しんゆりのアートセンターでもやるのだが、それまで待てない。早く観たい。その気持ちだけで出かけた。
ケイト・ウィンスレットはメジャーな女優だが、それほどのファンではなかった。「女と男の観覧車」で見直した。長いセリフで感情を吐露するシーンがある。すばらしい演技だった。見逃せない女優となった。
で、「リー・ミラー」、戦場カメラマンを描いた映画である。数年前、隻眼の女性カメラマンを描いた映画があった。「プライベート・ウォー」。戦場を撮った実在の人物である。迫力のある映像だった。リー・ミラーも実在人物で、第二次大戦前後の活動を描いている。
晩年、若い記者のインタビューに答える形式で、彼女の報道カメラマン時代が映し出される。
イギリス「ボーグ」誌の専属だったリーは戦場のノルマンディーに向かう。砲弾が炸裂する中を走り回って撮影する。手にするのはローライ・フレックス。解放されたパリにも行く。ナチスに協力した女性たちが坊主にされ。街中を引廻されるシーンも撮る。さらに戦後は行方不明者がたくさんいるドイツに行く。強制収容所跡も。さらにはヒットラーの家では、バスタブに入り、同僚に写真を撮らせる。
フィルムはボーグに掲載された。掲載されなかったもの写真もある。リーは怒るが編集長は彼女の抗議を拒む。そのあたりの事情が明かされるのだが、よくわからなかった。もういちど観ればわかるかもしれないが。もう一度観てもわからないかもしれない。複雑なんだ。
ウインスレットの演技が光る。戦場を駆ける女の強さを感じさせる。日本でこういう演技ができる女優は、見当たらない。
しんゆりで、また観るかもしれない。
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